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2021.08.23 マネージメント

六方よし

1.六方よし経営とは?

「二方よし」とは、商は笑なり と言って、売り手と買い手の双方が商品を介して笑い合うのが商いの理想であったが、これは地商いといって商圏が狭い時には通用する。

さらに、近江商人は「三方よし」として、社会貢献の世間よしを加えて、他国で商いをする上での生き抜く知恵としての共存共栄を心がけた。

現在ではグローバル化したことで、「六方よし」と言われている。日本取締役協会著「六方よし文書」では、「天」に理念的責任を掲げ、次いで「東」に経済的責任、「西」に倫理的責任、「南」に環境的責任、「北」に文化的責任を四方向に配置し、「地」に法律的責任を合わせ六方よしを据えている。各企業においては、東西南北の四方と天地を画された空間(一定の要求水準を満たした状態)のなかで、どこにポジションを置くべきかを常に検討しながら業務執行を統轄することを求めている。

藻谷ゆかり著「六方よし経営」では、「三方よし」に加えて「作り手よし」の範囲をサプライチエーンの従業員まで広げ、「地球よし」ではビジネスの範囲を地球全体に広げ、さらに地球環境までを考えて事業を行うとしている。次いで「未来よし」は、時間軸を超えて今の経済活動、地球の未来や人類の未来にとっても適切であるか経営に問われるとしている。

六方よしの第1段階として、越境学習から始まると提唱し、自分の知らない世界を経験して新しい知見を得ることだと指摘する。身近にあった地域資源に対して、価値の再発見をする。地方での人口減少を嘆くよりも、人や事業の新陳代謝が起こっているかが重要であり、日本のフロンティアは地方経済にあるとしている。


(コメント)

当社の「三方よし」はもう時代遅れかもしれない。SDGsを加えてバランスをとっているが、「六方よし」を取り込まねばならない。

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