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2021.03.26 技術革新

定員制の誤り

 定員制とは、企業目的を果たすために、どのような適性又は職務の人間を何人必要とするかということを調べ、これを定員として配置することをいいます。

 業務分析の内容の種類と量を洗いあげて、他の仕事との関連で判断するという方法で定員を決められるなら誰も苦労はしません。

 人員は、職務や職能から決まってくるのではなく、事業の目標から決まってまってくるのです。わが社の目標はこれである。これだけの利益をどうしてもあげなければならない。そうするには「人件費の額はこれだけである」とか、「その人件費で賄える人数はこれだけである」とか、「一人当たり付加価値目標からどうしてもこれだけの人数でやらなければならない」というふうに、上から決まってくるのです。

 それを各部門に割り付けます。各部門では、割り付けられた人数で、目標を完遂するにはどうしたらいいかを考え工夫します。

 しかし、困るのは間接部門です。つかまえどころがない。一般に間接部門(未来事業部門は別)の人員は、どうしても膨張しがちです。色々な近代的マネージメントの手法を導入するたびに、間接部門の人数が増えるが果たして会社にとってどれだけプラスになっているか判定の方法がありません。

 判定の方法がないから、合理化という名目によって新手法の導入が続けられ、間接人員が増えていき、間接部門の仕事にはこれでよいという限界はありません。いくら人員が多くても心理的にはこれで十分ということはなくなるのです。

【経営コンサルタント 一倉定】

 製造部門や営業部門は、生産高や受注高から成果を判断しやすいが、管理部門はわかりにくい。しかし、売上高から基準を作れば明確になるでしょう。アウトソーシングによる削減もあるかもしれない。

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