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2021.03.15 働くこととは

労働価値説の勘違い

賃金は企業にとっては費用になります。確かに企業体にとっては費用でありますが、働く人々にとっては生活の原資なのです。この“費用”と“生活の原資”という、賃金の二面性が真っ向から対立していた。

 

「賃金は労働の価値である。であるから、需要と供給の関係によって変動する」という。この考え方は必ず雇うものと雇われるもの、どちらかが不利になります。

 

「賃金は労働力そのものの価値である。であるから、賃金は労働再生産のための生活給を元にすべきである」 ということでは、労働者は、労働力の温存をするため、多くもらって少なく働こうとするに決まっています。これは現実にあることです。

 

「賃金は労働の価値である。であるから、需要と供給の関係によって変動する」ということは、資本家は設備に投資すると、労働の需要が減退し、賃金が引き下げられます。資本家は儲かり、更に設備に投資して益々賃金が引き下げられるということになります。

 

しかし、機械に置き換えられる労働力が、必ず労働需要量の増加より大きくならなければ成立しません。

 

以上のように「賃金は労働の価値である」という見方は、労使の利害は、常に相反するということになりますので、過去において労使の対立の元になってしまったのです。ではどの様な考え方をすることが望ましいでしょうか?

【経営コンサルタント 一倉定】

賃金が変わらなければ、いかにサボるかと考える人もいます。賃金が時間で決まれば、超勤を増やす人もいます。                      【コメント】

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